狂親者
難易度:★★★★ シナリオ傾向:クローズド系,交渉
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【はじめに】
このシナリオは探索者2~4人向けにつくられている。
オリジナル要素を含んでいる。
条件により戦闘があることを伝える。
推定プレイ時間(ボイセ):4~5時間
【シナリオの概略】
田舎の旅館で、女の子が消えた!
その田舎は自殺の名所で有名な場所だった!
「息子は普通の子なんです!」by女将さん
【注意事項】
・旅館の敷地内でクリアできることを伝える
・朝までにクリアできないとセッション失敗と伝える
【登場人物】
◆旅館の女将さん(名前:村岡 美奈子)
年齢は40前後。美人で物腰柔らかな感じ。
旅館を夫婦で経営している。
◆旅館の旦那さん(名前:村岡 昌也)
女将さんの夫。無口なしぶいおじさん。
送迎やら庭の手入れやら厨房の手伝いやらしてる。
旅館を夫婦で経営している。
◆ちゃら男(名前:三隅 恭也)
宿泊客。カップルで泊まりにきた。
髪の色は金に近い茶髪で、ピアスとか指輪とかアクセサリーをちゃらちゃらつけている。大学生。
橋本 涼子と付き合ってる。
◆大人しそうな女の子(名前:橋本 涼子)
宿泊客。カップルで泊まりにきた。
ちょっと大人しそうな感じで黒髪セミロング。
三隅 恭也と付き合っている。
◆小汚い中年男性(名前:斎藤 雅彦)
この旅館にずっと宿泊している。宿泊客。無愛想。
女将さんにこの人のことを聞くと3ヵ月ほど前から滞在している作家さんか何かだという。
◆暗い青年(名前:植木 龍)
話しかけたら返事はするが、声が小さくかなり気が弱い。
この旅館にきた理由は、自殺の名所ときいて死ににきた。
受験に失敗して死にたい。
【導入】
探索者たちは、とある田舎の旅館に泊まりにきています。
街から外れた場所にあり、静かで車がないと旅館にはこれません。
旅館の後ろには樹海のような暗い林がありその林の上には山が広がっています。
旅館にくるためには、探索者の車か電車でくる人は旅館からの送迎車があります。
ちなみに探索者たちはこの旅館にくるのに車で2時間半、電車で1時間半かかっています。
旅館に到着する。時間は15時半。
旅館の外観は小さく、築年数は古そうですが、庭にはえている草木はよく手入れが行き届いている印象です。
門の前には女将らしき人物が笑顔で出迎えてくれます。
旅館内に入ると、古いがよく掃除されていてきれいな印象を受けます。
ロビーにはソファーと机、自動販売機があります。あと、館内マップがあります。
カウンターの上には古い木でできた綺麗な装飾がされた小さな棚があります。
棚には鍵がついています。
Q.女将さんに棚について聞く
A.亡くなった先代の女将が大切にしていたもの。鍵がどこかにいってしまった。
19時からは宴会場で食事なのでそれまでは自由にしてよいと言われる。
部屋は適当に決めてもらう。
<館内マップ>
保存して使ってください。
【19時までの行動】
旦那さんは庭、女将さんはフロントにいてるので質問などできる。
Q.この旅館はいつから?
A.30年ほど前からある。先代の女将から受け継いで16年ほどたつ。
Q.夫婦は旅館を受け継ぐ前まで何してたの?
A.旦那さんが東京の方で働いていたので、そこで暮らしていた。
Q.子供はいないの?
A.息子がいる。東京で働いている。
Q.他に宿泊客は?
A.3組いてる。食事のとき、会えると思う。
Q.女将さんと旦那さん以外に従業員は?
A.厨房を手伝ってくれるバイトと売店を手伝ってくれるバイトがいる。
2人とも19時には帰るので、それ以降の時間で売店で欲しいものがあれば言ってくれればあける。
【19時:宴会場にて】
宴会場には他の宿泊客が3組いている。
・いちゃいちゃしてるカップル
・小汚い中年男性
・暗い青年
ここで、小汚い中年男性と暗い青年に話しかけ好感度をあげておけば、後々情報をくれたり協力的になる。
おっさんの名前をきいたとき、探索者がジャーナリストであればこのおっさんが実は有名なジャーナリストということが分かる。
カップルに話しかけてもちゃら男がうざそうにしてくるだけ。
【20時から22時の間】
食事が終われば、探索者は自由に行動してもよい。
ただし、女の子の探索者が一人で行動した場合は<幸運>を振ってもらう。
失敗した場合、何か視線を感じたと処理する。
それでも一人で行動した場合は、もう一度<幸運>を振ってもらう。
2回目の失敗は、後ろから頭を殴られたような衝撃が走って意識を失うと伝える。
意識を失った探索者は時間を置いたあと【殴られた探索者パート】の処理へ。
この幸運ロールの処理は20時移行、女の子の探索者が一人で行動する場合定期的に振ってもらう。
【22時頃】
22時になると探索者全員に<聞き耳>を振ってもらう。
<聞き耳に成功した場合>
ロビーから揉めてるような声が聞こえる。
カップルのチャラ男と女将がもめている。
暗い男も降りてきた様子。
チャラ男「彼女がいなくなっちゃったんすよ!!!!どこに行ったんだよ!!くそ!!!」
女将「まあまあ、落ち着いて。いつからいらっしゃらないんですか?」
チャラ男「自動販売機にジュース買いにいくっつって!もう30分も戻らないっす!!」
女将「・・・。」それを聞いて女将は気まずそうにしている。
暗い男「じ、じさつしたんじゃ?」
チャラ男「はあ!?自殺ってなんだよ!」
暗い男が言うには、この辺りは自殺の名所で有名ならしい。
(実は、自分も受験に失敗し死ぬために来たが怖くなったことを、探索者と仲良くなっていれば打ち明ける)
この話を聞いてちゃら男が探索者たちに一緒に探してくれと(人∀・)タノム。
<聞き耳ロールに失敗した場合>
ちゃら男が訪ねてきて、彼女がいなくなったから一緒に探してくれと頼んでくる。
Q.警察に電話したい
A.また自殺か…みたいな対応をされる。明日の朝、樹海の方に探索に向かうとのこと。
【旅館内の人物に聞き込み】
☆女将さん
Q.彼女をみかけたか?
A.みてない
Q.自殺の名所とは?
A.(言いにくそうに)裏の樹海では自殺が多い。
☆ちゃら男
Q.彼女は自殺とかする気配あったのか?
A.ない
Q.彼女におかしな様子は?
A.ない
☆暗い青年
Q.彼女をみかけたか?
A.みてない
Q.自殺の名所とは?
A.旅館裏の樹海は自殺の名所として有名。
ネットで調べるとでてくる。なぜか分からないが女性が多い。
そして、女性には暴行のあとがみられるらしい。
A.なぜ暴行されてるのか?
Q.分からないが、この辺りの不良が自殺者を狙ってレイプしているのではないか?と噂がある。
☆小汚いおっさん
Q.女性がいなくなったんだけど…
A.興味津々に聞いてくる。
Q.彼女をみかけたか?
A.みてない
Q.何か知らないか?
A.実は自分は、ジャーナリストでここのまわりでの自殺の多さの理由を調べるためにここにきた。
で、調べていくうちにこの旅館に泊まりに来た客ばかり死んでいる。
この旅館があやしいと思って調べに来た。
(好感度が高ければ教えてくれる情報)
この場所には数年前にカルト教団があったこと。
それは今はなくなったけど、それがなんだか関係している気がすること。
【旅館内の探索】
☆倉庫
倉庫には、斧とかロープとかランタンとかスコップその他なんか欲しいモノがあればあってもおk!何が欲しいかきいてみる。
☆食事処
とくになし
☆厨房
とくになし
包丁とかある
☆事務室
事務室にはPCと机がある。
机の引き出しの中には日記がある。
そして、各部屋を空けられる束になった鍵もある。
PCには3桁のパスワードが必要(息子の誕生日)
PCが起動すると画面には、暗い部屋がうつっている。暗くてよくわからないが画面の右上に「B1F」とかかれている。
画面の下には[ロック解除1(地下への扉の電子ロック)][ロック解除2(神話生物か閉じ込められている部屋の電子ロック)]とかかれた二つのボタンがある。
ただし、事務室には女将さんが常にいるので追い出す方法を考えなければならない。
☆売店
とくになし。
☆私室
私室には、旦那さんがいてる。
私室は押入れと机と服などいれるタンスがある。
☆男湯
とくになし
☆女湯
とくになし
☆庭
庭を掘ると、遺体が出てくる。
遺体は、白骨化して髪と骨と服だけが残っている。
骨を見た探索者はSANチェック
0/1d3
服を漁ると小さな鍵が出てくる→鍵はロビーにあった木箱をあけられる
木箱をあけると手紙と家族4人仲良くうつった古ぼけた写真がでてくるがでてくる。
☆地下に繋がる扉は?
女風呂の更衣室のコルクマットの下か私室の押入れの中、どちらかに扉がある。
その辺はセッションの流れをみながら適当にどっちにあるか決める。
【女将さんの日記】
1990年6月21日
今日、昌也さんと一緒に婚姻届を出してきた。
昌也さんは無口だけど、とても優しい。私にはもったいない人だ。
9月ごろに新婚旅行もかねて、昌也さんのお義母さまが経営してらっしゃるN県の旅館の方に行く予定。昌也さんのお義母もすごく優しい方で、お義父さんが亡くなられてからもお一人で旅館を切り盛りされている。
両親を若いころに亡くし、天涯孤独だった私に対しても「本当のおかあさんだと思って甘えてね。」と言ってくださって、涙がでた。
昌也さんのお仕事の都合で、しばらく東京からは離れられないけれどいつかお義母さんのお手伝いが出来ればと昌也さんとも話している。
1990年9月20日
結婚してから、お義母さまの旅館へ初めて遊びに行かせていただいた。
お義母さまは、わたしたちの結婚祝いだとたくさんご馳走をご用意していてくれた。
ただ、旅館の方が忙しいみたいで団体のお客様も泊まりに来てらっしゃったみたい。
1990年10月3日
最近、体調がおかしいので今日病院に行った。
妊娠している、とお医者さんから言われた。嬉しくて、でも昌也さんがどう思うか不安で家に帰って緊張しながら報告すると、昌也さんはすごく喜んでくれた。
いつも無口な昌也さんが、今日は饒舌に子供のことについて話していて「女の子かなあ、女の子だったらお嫁さんに行っちゃうの嫌だな。男の子だったら一緒に酒を飲みたいなあ」なんてかなり気の早いことを言っていて笑ってしまった。
1991年3月29日
つわりがあんなに苦しいものだとは思いもしなかった。日記も書く余裕がなくかなり日が空いてしまった。
1日中ひどい車酔いのような状態が続き、日に20回は嘔吐する。寝ているとよけいに気持ち悪さがひどくなるので、座った状態で机に突っ伏し寝る。すると身体のあちこちが痛くなる。
家事もほとんどできず、昌也さんに申し訳なくて、罪悪感で毎日泣いていた。昌也さんはそんな私をみて責めずに「俺になにかできることがあれば、何でもいってくれ。ごめんな」と言ってくれた。
やっと安定期に入り、苦しい日が減ってはきたけどやはり3日1度はそのような状態になる。
ただ、赤ちゃんの状態は良好であと2ヶ月で会えると思うとこんな日々も耐えられる。
1991年5月20日
赤ちゃんが生まれた。出産は大変だったけど、今は赤ちゃんに会えてすごく幸せ。
出産の記録をここに記しておきます。
予定日少し過ぎても、陣痛が来ないのでバルーンをいれて促進することになった。
バルーンをいれたら、すぐに陣痛が始まる。
しかし、そこからが地獄のように長かった。内蔵をこん棒でぐりぐりとえぐられるような痛さが数時間続く。その数時間が永遠のように長く、痛さで気絶しては痛さで目が覚めるというのを繰り返す。昌也さんがずっと腰をさすってくれていた。その痛みにただただ耐えやっと助産師さんから、分娩室に行くように促され分娩台に座ると少しだけ痛みがましになった。2度ほどいきむと、会陰切開されるが全く痛くない。もっとひどい痛みのせいで何も感じない。それから数回いきむと赤ちゃんは生まれてきてくれた。本当に小さくて、これからこの命を守っていくんだという決意とともに涙があふれた。昌也さんもすごく喜んでくれた。
男の子だった。名前は拓也と名付けた。
1991年7月2日
育児は思ったより大変だ。まず、3時間置きに起きて授乳しなくてはならない。
だけど、赤ちゃんは吸うのがまだ下手ですごく痛いし時間がかかる。私はあまり母乳が出ず、粉ミルクもあげている。授乳したあと、粉ミルクをつくりさましす。あげた跡は哺乳瓶を消毒する。それから寝る。けど、すぐには寝付けない。やっと寝付いて、30分程するとまた授乳がはじまる。寝る時間がない。1日中頭がおかしくなりそうなくらい眠い。
昌也さんはお仕事が大変だから迷惑かけてはいけない。私1人で頑張るんだ。
1994年5月20日
今日は拓也の3歳の誕生日だ。少しやんちゃだけど、本当にすごく可愛い。
今年も毎年高齢のお義母さんの旅館へ行きそこでお誕生日会をする。お義母さんはすごく拓也のことを可愛がってくれていて、私に対しても普段育児大変だろうからっていつも美味しいものを食べさせてくれる。
育児に対して悩んだときも、電話で助言してくれ、本当のお母さんのように頼っている。
1997年4月20日
拓也が小学校に入学してから少し様子がおかしい。今まで普通に話せていたのに、急にどもるようになった。また、ろれつがまわらず何を言っているのか分からないことがある。
どうしてだろう?昌也さんはあまり気にしなくてもいいといったけれど。
1998年6月3日
拓也は小学2年生になった。ますます、言葉がつたなくなっている。
担任の先生にも「一度検査をしてみてはどうか?もしかしたら、知能発達障害かもしれない。」と言われた。小学生になるまでは普通に話せていたのだ。それなのに発達障害だなんてありえるのだろうか?
拓也は、発達障害なんかじゃない。普通の子だ。検査はもう少し様子を見てからでも大丈夫。
1998年11月13日
拓也の身体にイボのようなものができた。はじめは1つだけだったのに、今はいくつにも増えている。病院にも行ったが原因不明と言われ薬を渡されて終わった。
昌也さんもこれはおかしいと心配している。
言葉は、今はほとんど何を言っているか分からない。どうすればいいんだろう。
性格も凶暴になった気がする。
1998年12月18日
とうとう学校で、同級生を怪我させてしまった。学校側から連絡をうけ、青ざめた。
学校に慌てて行き、担任の先生と怪我をさせた同級生の親御さんに謝った。
相手の親御さんは、かなり憤っていて「どうして、こんな怪物みたいな子普通学級にいれてるんですか!?」と怒鳴られた。そう言われて、ついカッとなって「拓也は怪物なんかじゃありません!普通の子です!」と言い返してしまった。悪いのはこちら側なのに。
でも、拓也は普通の子なの。
1998年2月2日
昌也さんと話しあった結果、F県へ引越しお義母さまの旅館のお手伝いをしようとなった。
拓也も今の環境では、周りの方に迷惑をかけてばかり。お義母さまも「こっちにきてくれたら、わたしも寂しくないわ。」と優しい言葉をかけてくださった。
1998年5月20日
お義母さまが亡くられた。階段から落ちて…。
上の階には拓也がいた。ちがう。ちがうちがう。あれは事故だ。
どうしていいか分からず、立ち尽くしていたら昌也さんが裏山に埋めようと言った。
でも、私にはどうしてもそれが嫌で…お母様は庭に埋めた。
1998年10月3日
拓也は普通の子なの。本当に普通の子なの。ちょっとやんちゃで、でも「ママ、ママ」って何度も私のこと呼んでくれて。だから、普通の子なの。
でも私が「普通の子なの」っていうたび、昌也さんの私を見る目に絶望と軽蔑が広がっていくのがわかる。それでも昌也さんは「美奈子のやりたいようにやれ。」と言ってくれた。
私は、拓也を普通の子として育てる。普通の男の子と同じぐらい幸せにしてみせる。
日記はここで途切れている。
注*日記を読むのに30分ほどかかる。
【先代女将からの手紙】
昌也へ
あなたと美奈子さんと拓也がここに来てしばらく経ちました。
美奈子さんからお電話では、拓也の様子をきいていたけれど、
一目見て拓也はもう普通ではないと分かりました。
それでも、あなたと美奈子さんにとっては、大切な存在です。
それは私にとっても同じです。
だから、もし私に何かが起こったとしても、私のことは忘れて
親子3人で仲良く暮らしなさい。
ただ、美奈子さんは現実を受けとめられないでしょう。
頭のどこかで理解していても、認めたくないのでしょう。
もし、美奈子さんが道を踏み外すようなことになったら、
あなたがしっかりしなければならないのですよ。
母より
【地下パートへ行く前の行動分岐】
A:手紙を旦那さんに渡さずに地下に行った場合
後ろから女将さんが現れる。
ロックを解除し、牢屋から怪物をだして戦闘になる。
「どうしてそんな目で見るの?
あなたたちも拓也のことをおかしいっていうの?
拓也は普通のこなの。普通に女のこと仲良くしたい普通の男の子なのよ。
だから私が用意してあげてるの。」
B:手紙を渡した場合
私がなんとかするので部屋で待ってなさい。もし何か異変を感じたらすぐに逃げろと言われる。
旦那さんは斧とライターを一緒に持っていく。
→部屋で待っておく。女の子達が帰ってくる。地下から焦げ臭いにおいがしてくる。
→一緒についていく。旦那さんと一緒に戦闘開始。
旦那さんのパラメーター
STR15 CON10 SIZ14 POW16 DEX14 耐久力12
斧 75%
C:PCのロック解除をする前に女将さんに日記をつきだす場合
日記の中に現在息子がどこにいるかや、どのような残虐な行為をしているかなどはかかれていない。
書かれていることは先代女将を庭に埋めてあることだけ。それも16年前なので時効。
日記を勝手にみたことによって、女将さんは怒って探索に協力的ではなくなる。
女将さんは、<言いくるめ>や<説得>を使っても息子の真実については話さない。
【殴られた探索者パート】
目を覚ますと、じめじめした暗くて寒い部屋で目を覚ます。
地面と壁は岩でできているようで冷たい。
部屋に窓はなく、少しだけ血のような匂いがする。
よく見ると部屋には薄い布団一枚と犬の餌を入れる容器のようなものがある。
扉には食事を入れるための小さい扉がついている。
部屋の端には便器がひとつ。そして、小さなカミソリが一本ある。
扉はあかない。けど、かなりぼろくなっていることを伝える。
STR6ぐらいで筋力対抗ロールで開く。
1回につき10分はかかるけど何度やってもよいただし、3回目になると隣にいる神話生物が目を覚ます。
<オールド・ワンの養い子>の描写処理に入る。
寝てる場合は、<目星>に成功しなければ見えない。
【地下パート】
<館内マップ>
保存して使ってください。
地下への扉には電子ロックがされています。PC画面の[ロック解除1]が必要
☆1-0
なんかごちゃごちゃものが置いてある。おっきい木の箱やらガソリンタンクやらロープやら、ランタン、台車などもある。
☆1-1,1-2
扉には食事を入れるための小さい扉がついている。
部屋の端には便器がひとつ。そして、小さなカミソリが一本ある。
☆1-3
鉄格子がはめられた部屋がある。電子ロックがされています。PC画面の[ロック解除2]が必要
近づくと<オールド・ワンの養い子>の描写処理に入る。
<オールド・ワンの養い子>
描写『巨大な物体が皮を剥ぎ取られたかのようにきらめいた。暗がりの中で淡いピンクに浮かび上がり奇妙に揺れいている。
それは、人のような形をしているが頭部はこぶだらけで青黒い肉のようなものがが二、三本垂れ下がって絶えず前頭部を撫で回している。服はまとっておらず、脂肪におおわれたみにくいカラダの上にはいくつものイボが浮かび上がっている。
その怪物は、探索者たちを見つけると鉄格子に勢いよくつかまり、ガンガンと鉄格子をはずそうとしている』
SANチェック
1/1D10
STR27 CON22 SIZ18 POW16 DEX16 耐久力20 db+2D6
押しつぶし 60% 1d6+db
【エンディング】
エンディングA:拓也だけ殺す
女将さんは戦意喪失。そのまま警察呼んでもいい。
後日談:ニュースでしばらく騒がれたり、探索者たちは何度か
事情聴取とか受けるけど、平穏な日々が帰ってきます。
エンディングB:旦那さんが息子と妻を手に掛け旅館に日をつける
炎が燃え上がって焼ける。
一家心中という扱いでニュースにとりあげられる。
みんなは平穏な日々が戻ってきます!
【クリアご褒美】
シナリオクリア条件は女の子を助けること
SAN値1d6の回復
【まとめや真相】
クリアルートは2パターンあります。
事務所を調べPCのロックを解除し地下へ行くルート。
もう一つは、先代女将の手紙を旦那さんに渡し、あとは旦那さんに任せるルートです。
女将さんは、息子のことを"普通の子に育てる"という決意から、息子の性欲処理として旅館の宿泊客をあてがっていました。
「普通の子だから、普通に彼女もいて当然。」という考え。
宿泊客がただの行方不明だと警察に旅館が疑われるかもしれないという意識から、拉致した女性客を自殺まで追い込み自殺した後は樹海に捨てていた。
女将さんの息子がなぜ、神話生物化してしまったかというと妊娠中に旅館に遊びに来た際にカルト教団が行った儀式の影響のせいです。
バッドエンドの条件:朝までにクリアできなければ。
【読まなくてもいい感想】
3回まわして2回地下までたどり着かずにバッドエンドでした。