【はじめに】
このシナリオは探索者2~3人向けにつくられている。
オリジナル要素を含んでいる。
条件により戦闘があることを伝える。
探索者は兄弟(姉妹)である必要がある。
推定プレイ時間(ボイセ):1~2時間
推奨技能:目星、図書館

【シナリオの概略】
引っ越してきた家がなんかやばい!
「成仏させて~!」by血みどろの女性

【注意事項】
R18的なちょっぴりえっちなシーンがあるので卓に18歳以下がいる場合は、そのシーンを改変した方がいいかも?
また、このシナリオは、xxxxy症候群という実際にある病気がシナリオに出てきます。
実際の病気を使ったシナリオに抵抗感があるPLもいるので、先に了承を得るのをおすすめ致します。

【憎悪システム】
憎悪が3つたまると、自分の家族を憎み、殺したくなる狂気にとりつかれる。
別にこのシステム使わなくてもいいです!おまけみたいなもんです!

【登場人物】
◆探索者の父親
そこそこ売れている画家。
とっても優しいが少し便りない性格。

◆探索者の母親
専業主婦。
世間知らずのおっとりさん。
料理がとっても上手。ガーデニングが趣味。


【導入】
季節は12月。
家族でとっても広い一軒家に引っ越してきたシーンから始まります。
父親の収入ではとても買えると思えないほどの立派な家です。
そのことについて尋ねると、父親は「格安物件だったんだよ~」と答えます。
家は最近リフォームされたようでとてもきれいです。
広い庭、白い壁、ピカピカの床。食堂には暖炉まであります。
父親と母親は素敵な家に浮かれているようです。
母親は「今日はごちそうね」といって腕によりをかけて美味しいご飯を作ってくれるようです。

2-1~2-3を探索者の部屋にしてください。
荷ほどきなどは、ほとんど業者がやってくれているので今日中に終わるでしょう。

<家map>
保存して使ってください。



【家について調べる】
父親が持っている家についての書類を<法律>で調べても特に何も問題はないようです。
ただし、図書館やインターネットで過去に家であった事件などについて調べると下記の情報がでてきます。
全て同じ家で起きたこと、それが自分たちが引っ越してきた家であることが分かります。

・1987年
堀部一家惨殺事件
長男の堀部信彦を除いた家族全員が自宅で無残な姿で発見された。
遺体は父親(堀部 晶彦)、次男(堀部 敏憲)、三男(堀部 智道)、次男の妻(堀部 弥生)のものがあり、肉片や血液が壁中に飛び散っていた。
母親だけは、事件から7年前に交通事故で亡くなっていた。
長男は行方不明のまま時効を迎えた。
また堀部家は相当な資産家だったことも分かる。

・1992年
横倉一家惨殺事件
父親、長男、長女が錯乱し殺しあったとされる。
凶器は、身近にあったと思われる包丁やゴルフクラブだった。
一番最初に殺されたのは母親だった。
母親だけは反撃した形跡がなかった。

・1999年
大井一家惨殺事件
父親、長女、次男、三男が錯乱し殺しあったとされる。
横倉一家惨殺事件と同様に母親が一番最初に殺された。
事件が発覚した際、父親だけは生き延びていたが精神状態が悪く数日後自殺した。


それから、この家はずっと売りにだされていなかった。
事故物件告知の義務は長い年月が経過することによって適用されなかった。

2個目と3個目の事件の被害者の名前考えるのめんどくさかったので考えてませぬ。
申し訳ありませぬ。


【悪夢を見る】
母親はすごく美味しい料理を作ってくれます。
もし、探索者が両親に事件があったことを伝えると両親はとても落ち込みます。
「でも、もう買ってしまったから怖いことが起きないように祈ろう!」と父親が言うと母親も同意します。
基本的に楽観的な両親です。

探索者は就寝時間まで好きにしていいですが、就寝はこの家でしてもらうように誘導しましょう。
じゃないとシナリオが開始しないので、家で寝てくださいおねがいします!

寝る前に全員に<幸運>を振ってもらいます。

探索者たちが寝るとみんな同じ夢を観ます。

描写『あなたは、薄暗い狭い場所にいます。
そして、3人に見下ろされています。
顔はモヤがかかっていて見えませんが、なぜかニヤニヤと笑っていることが分かります。
3人はあなたを拘束し『お前は一家の恥だ』と言ったあと、あなたを殴り続けます。
殴られている間3人はずっと気持ちの悪い笑い声をあげています。』

POW13との対抗ロールに失敗すると憎悪が1増えます。

さらに<幸運>の出目が一番悪かった探索者が目覚めると、腕をつかまれる感触がします。
つかまれた方向を見てみると血だらけの女性が恨めしそうに探索者を見つめたあと、スッと消えます。

SANチェック
1/1D2


【目覚め】
嫌な夢で目を覚ました探索者たち。
しかし、目覚めるともっとおぞましい光景が広がっていました。
昨日とはうってかわった家の様子。
ピカピカだった壁や床は古くなっており、さらに血肉が塗りたくられたようについています。
また、家中にすえた臭いが広がっています。

SANチェック
1/1D3


【変わりはてた母親】
母親はキッチンで朝ごはんを作っています。
ただし、母親の姿は変わり果てていました。

描写『その姿は、とても人とは思えない姿だった。
頭部が首から逆さまについており、さらに腕が生えている。
顔は奥にめり込んでいて目や口がどこにあるかも分からない。
腹がぱっくりと裂けていて腸が飛び出ている。足は4本ありあらぬ方向に曲がっている。
「今日の朝ごはんは目玉焼きよ」と母親に似たおぞましい声で笑った』

SANチェック
1D3/1D6

テーブルの上には人の目玉のようなものが皿の上にのっている。
コップには血のような液体が入っている。
母親は「たくさん食べてね」という。

食べるのであれば描写『目玉は口の中でぷちっとはじけると、生暖かい液体が口の中にひろがった。
その感触を流し込むためにコップに入った赤い液体を飲むと錆びついた味がした。』

SANチェック
0/1

父親が母親を見ると、恐怖のあまり父の仕事場へ逃げ込んでしまう。
母親はそんな父親を心配し部屋までいく。
母親は全く攻撃する様子はなくいつも通りだ。

母親に異常性を訴えても「寝ぼけてるの?昨日と同じよ」と繰り返す。


【家の外】
探索者が家の外へ確認すると、空は厚い雲がどこまでも続いており夜のような暗さです。
そして、庭までは問題なく出れるのですが門や塀の外を見ると真っ暗闇が続いています。
それでも、外に出るとずっと暗闇が続いています。
家が見えなくなるところまで進むともう戻れません。

しかし、母親は外に出ても問題なく帰ってきます。


【家を探索】
家には、昨日までなかったはずの探索者家族のものではないものがいくつか増えています。
それに触れると幻覚をみます。

☆母親
怪物と化した母親に触れると下記の幻覚を見ます。
描写『あなたはとても幼いです。優しい母親に抱かれています。
母親の顔は見えませんが、微笑んでいる気がします。
とても幸せな気分です。あなたが母を呼ぶと、そっと頭を撫でてくれます。』

☆食堂
食堂にある暖炉を調べるか<目星>で、まだ1度も使ったことがないのに灰があることが分かります。
昨日まではありませんでした。
灰を探るとほとんど燃えカスの1冊の本と小さな像が見つかります。

・燃えカスの本
タイトルは「瀬良乃文書編篇(せらのぶんしょへんぺん)」と書かれています。
その本を触ると幻覚。
描写『あなたの悲しみと憎しみは限界です。薄暗い部屋の奥にある箱から1冊の本を取り出します。
あなたは、夢中でその本を読み進めます。』

中身は燃えていてほとんど読めませんが、<日本語>ロールに成功すると下記のことが分かります。

<名状し難い契約>ルルブp288
これは、名づけざられしものとの契約である。
名づけざられしものを模した像を陣の頂点に置いた後血で結び呪文を唱える。
恐怖心を差し出せば、あなたの願いを受け入れるだろう。
ただし、儀式はアルデバランが地平線の上にきたときでなければならない。
名づけざられしものは日の光を嫌うからだ。
(呪文は分かるが、陣は燃えていて分からない)

・小さな謎の像
タコのような像が暖炉の中から出てくる。
この像はなぜか、燃えていないようだ。

☆キッチン
見覚えのない古い鍋と、鍵があります。

・古い鍋
古い鍋を触ると下記の幻覚をみます。
描写『あなたは2人の男性に押さえつけられています。
顔は分かりませんが、あなたはその男性たちが自分の兄弟だと思います。
鍋には亀の入ったスープ。
あなたがどんなに泣き叫んで抵抗しても、男性の1人があなたの口に無理やりそのスープを運びます。
吐き出そうとしても、口と鼻をふさがれます。
鍋が空になるまで、その行為は繰り返し続けられました。』

これに触れた探索者はPOW13との対抗ロールをし、失敗すると憎悪が1増えます。

・鍵
戸棚の中から鍵が出てきます。
納屋が出てくるまでは、納屋の鍵だとわかりませんが納屋の鍵です。

☆父の仕事場
父親は母親に怯えており開けてくれません。
少しだけ時間をくれ、と探索者に訴えます。
1時間ほど時間をあけてからいくと父親は一心不乱に絵を描いています。
さらに見覚えのない杖があります。

・絵
触手のある真っ黒の人間が中央に立っていて、その周りに4人のぐちゃぐちゃになった遺体が転がっている絵です。

・杖
杖が立てかけられるようにしておかれています。触れると下記の幻覚。
描写『あなたは、1人の男性に杖で何度もなぐられます。男性はあなたを侮蔑の表情で見下しています。
顔は分かりませんが、あなたはその男が自分の父親だと思います。
「お前は本当に愚図だ」「女の腐ったような男だ」「私の息子とは思えない」
次々にあなたを貶める言葉を発し殴り続けます。』
これに触れた探索者はPOW13との対抗ロールをし、失敗すると憎悪が1増えます。


☆夫婦の寝室
サイドボードに見知らぬ写真たてが3つある。

・写真たてその1
優しそうな女性、厳格そうな男性、幼い3兄弟が写っている。
仲がよさそうで、おそらく家族だということが分かる。

・写真たてその2
優しそうな女性が1人で写っている。触れると幻覚。
描写『あなたは取り乱しています。目の前には母親の遺体。
あなたの唯一の味方であった母親。彼女は事故で亡くなってしまいました。
悲しみがあふれてきます。』

・写真たてその3
初老の男性、2人の仲のよさそうな男性、少し離れたところに華奢な1人の男性がうつむいて写っている。
面影からその1の写真にうつっていた家族であることが分かる。

・小さな謎の像
タコのような像がサイドボードの上に転がっている。

☆池
池はどろどろと濁っている。
底を探すと甲羅が出てくる。

・甲羅
触れると幻覚
描写『あなたは、幼いです。亀の頭を撫でています。亀はあなたにとてもなついています。
あなたの隣には可愛らしい幼い女の子が一緒に亀を眺めています。
あなたは彼女のことも亀のことも大好きです。』

この幻覚から目覚めると、池の前に血だらけの女性が立っています。(納屋が出てくる五芒星の陣のところ)
女性は地面を指さし小さなタコのような像を置くと、スゥっと消えます。

SANチェック
0/1

☆庭
庭では怪物と化した母親が手入れをしています。
母親は食虫花のような花を手入れしています。
話しかけると「今日は曇りだから、太陽の光をあげているのよ。」と言って
園芸用のソーラーライトを見せてくれます。

☆物置
ここは探索者がほしいものとか<幸運>に成功するとあったりする部屋でもあります!
それ以外は見覚えのない血のついた金槌が見つかります。

・血のついた金槌
触れると幻覚。
描写『あなたは2人の男性に押さえつけられています。顔は見えませんが、それが兄弟だということが分かります。
また目の前には1人の男性が金槌を持っています。顔は見えませんが、それが父親だということが分かります。
父親は、兄弟にあなたの下着を脱がせ両足を大きく広げさせるように指示します。
3人はニヤニヤと笑っているような気がします。
「どうせ種がないんだ。なくなっても問題ないだろう?」
父親はそう言うと、あなたの局部に目がけて思いっきり金槌を振り落とします。』

これに触れた探索者はPOW13との対抗ロールをし、失敗すると憎悪が1増えます。

☆トイレ
・小さな謎の像
タコのような像が床に転がっている。

☆洗面所・お風呂場
・鏡
鏡を見ると、血のようなものが現れる。
血は五芒星の陣を描く。

SANチェック
0/1

☆2-1
机の引き出しを探すと箱に入った見知らぬ結婚指輪が出てくる。

・結婚指輪
触れると幻覚。
描写『あなたの目の前で、弟と大好きな女性が裸で抱き合っています。
弟は「お前にはできないことだ。うらやましいだろ?」と言って笑うと、腰を激しく打ち付けた。
部屋には、女性の泣くような喘ぎ声と肉のぶつかりあう音が響いています。
弟と女性の指には、お揃いの結婚指輪が光っています。
あなたの心には、どうしようもない憎しみと絶望が広がっていきます。』
これに触れた探索者はPOW13との対抗ロールをし、失敗すると憎悪が1増えます。

☆2-2
・小さな謎の像
タコのような像が床に転がっている。

☆2-3
床を見ると血がベッドの下に続くようにしてついていることが分かる。
・ベッドの下の女性
ベッドの下を除くと血だらけの女性が怯えたように、探索者の方を見ている。
大事そうに何かを抱えていることが分かる。
それについて尋ねると、探索者にそれを渡しとスッと消える。
それは手記だった。

SANチェック
0/1

この手記は、この場所で渡さなくてもいいです。
なるべく探索の最後で渡した方が分かりやすいかな?と思いますがKPにお任せ致します。

【女性の手記】
幼いころから、私は堀部家に嫁ぐことが決まっていた。
父が幹部として勤める会社の社長が堀部晶彦で、私が嫁ぐことにより父のさらなる出世が約束されていた。

しかし、それでもよかった。
私は、彼のことが好きだったから。
何も考えず一緒に過ごす時間はとても楽しく幸せだった。

だけど、その幸せは長く続かなかった。

彼は、xxxxy症候群だった。
xxxxy症候群とは、性染色体異常症の中の1つ。
体格は華奢になり、精子の数が極端に少ない。
性格も内気で繊細な傾向で、普段はおとなしいが、感情が爆発すると自己制御ができなくなるらしい。

プライドの高い堀部晶彦に性染色体異常症の息子がいることは耐えられない屈辱のようだった。
息子を受け入れず、だんだんと彼を迫害するようになった。
それを見て育った兄弟たちも父親のマネをするように彼を迫害していた。

彼の唯一の味方であった母親が亡くなってからは、さらに迫害はエスカレートしていった。

私は何もできずにいた。
苦しんでいる彼をただ見ているだけだった。

そのうち彼は納屋に閉じ込められた。
私は、子供が産めない彼ではなく次男の妻になることを強いられた。
逃げ出す勇気も拒む勇気も助ける勇気も私にはなかった。

自分とは違う、という理由だけで彼を迫害し続ける彼らも
何もできずただ全てを傍観するだけの醜い自分も何もかも許せない。

もう消えてしまいたい。


【女性の記憶】
探索を一通り終えると血だらけの女性が探索者の後ろに立っています。
女性は泣いているようです。

女性に触れると幻覚
描写『あなたは薄暗い場所にいます。外にはあなたの愛する女性が立っています。
「この本の通りにした後、本を焼いて君は逃げろ。僕はきっと君も殺してしまう。」
あなたはそう言うと鉄格子の嵌められた窓から女性に小さな像と本を渡します。
女性は何も言いませんが、像と本を受け取ったあと離れていきました。

「ぼくはただ、自分がみんなと同じ人間だって認めてほしかっただけなんだ。」
嘆くように、あなたはぽつりと言葉を発します』
これに触れた探索者はPOW13との対抗ロールをし、失敗すると憎悪が1増えます。

その幻覚が見えた後、女性はスッと消えます。


【父親の発狂】
探索者が家の中を探索していると、適当なタイミングで父親の仕事部屋から母親の叫び声が聞こえます。
急いでかけつけると、父親は母親を攻撃しようとしているようです。
父親をとめよーう!


【納屋】
納屋は見えません。
ただし、池の上あたりで血で五芒星の陣を描き頂点に小さなタコのような像を5つ並べ呪文を唱える。
下記の地図の五芒星が描かれているあたりです。

すると突然そこに納屋が現れる。
納屋には鍵がついているが、キッチンで見つけた鍵を差し込めば開く。

描写『扉を開けると、そこにはこの世の全てを憎むような目をした怪物がいた。
真っ黒な皮膚にうろこのような模様が浮かび上がっている。身体は人間の滑稽な模倣のように膨れ上がっており
四肢は骨がなく、ぐにゃぐにゃの触手のようだ。怪物は探索者に気付くとゆっくりとその触手を振り上げた。』

SANチェック
1/1D6


<名状し難い憑依者>マレウスp113
STR21 CON26 SIZ24 POW13 DEX10 
耐久力 25

攻撃:タッチ 85% 1D10耐久力の吸収
装甲:3ポイントのうろことゴム状の肉


【現実に帰る方法】
4パターンあります

・名状し難い憑依者を戦闘で殺す
めっちゃ強いけど、なんか武器持ってて頑張ったらなんとかなるかもしれません!
装甲は半分に設定してます。ステータス適当にいじってね。
倒すと<平穏エンド>へ

・名状し難い憑依者を太陽光で殺す
怪物の弱点は太陽の光ですが、曇りなので納屋からでても死にません。
ただし、母親の持っていたソーラーライトを怪物に浴びせると苦しみだします。
そのままソーラーライトをあて続ければ死ぬでしょう。
倒すと<平穏エンド>へ

・名状し難い憑依者を説得
説得っていっても<説得>の技能だけだと自動失敗です。
攻撃してくる状し難い憑依者を抱きしめて「あなたは普通の人間だ。」的な愛をもったRPをすると攻撃をやめます。
そして、少しの沈黙のあと、ぼそりと呪文のようなものを言うと消えていきます。
<解放エンド>へ

・自分に対しノックダウン攻撃
狂っているのは、母親やこの世界ではなく自分だと気付いた探索者のみ使える方法です。
自分に対し、ノックダウン攻撃を行い気絶して目覚めると元の世界に戻っています。
<引っ越しエンド>へ

【エンディング】
<平穏エンド>
怪物を倒すと、目の前がまばゆい光につつまれ意識が途切れます。
目覚めると、そこはピカピカの家でした。
どこにも血液や臓物などはありません。
家中どこを探しても自分たちの持ち物以外はありません。
父親は何が起きたか分からず混乱していますが、自分の描いた絵を傑作だといって喜んでいます。
母親もいつもの優しい姿です。
探索者たちには、ピカピカの家で生活する楽しい未来が待っています。

<解放エンド>
怪物が消えると、目の前がまばゆい光につつまれ意識が途切れます。
まばゆい光の中で、女性と男性が手を取り合っているのが見えます。
彼らはあなたたちに「ありがとう」というと、消えていきます。
目覚めると、そこはピカピカの家でした。
どこにも血液や臓物などはありません。
父親は何が起きたか分からず混乱していますが、自分の描いた絵を傑作だといって喜んでいます。
母親もいつもの優しい姿です。
探索者の手の中には5つの像がありました。
それ以外、あのおぞましい空間で見つけたものは家の中から全てなくなっています。
その像をどう使うかは探索者の自由です。

<引っ越しエンド>
目覚めると、そこはピカピカの家でした。
どこにも血液や臓物などはありません。
母親もいつもの優しい姿です。
ただし、ノックダウン攻撃をしていない探索者たちは自分のことを恐怖のまなざしで見つめてきます。
あなたは、ここでまた一晩過ごせばまた自分は狂ってしまい幻覚をみると確信するでしょう。
この家から逃げるよう家族を説得し、成功しなければあなたは数日後ニュースで自分の家族が殺し合いの末死んでしまったことを知るでしょう。


【真相やまとめ】
資産家の堀部家の長男はxxxxy症候群だった。
父親は息子が軟弱であることを受け入れられず迫害する。
兄弟もそれに影響を受け当たり前のように迫害する。
長男は唯一の味方であった母親を亡くし、好きな女性やペットも奪われ憎しみに駆られる。
納屋にあった本を読み<名状し難い契約>を使用し怪物となり復讐で家族を殺しまくった!


【クリアご褒美】
怪物が家からいなくなった!
SAN値1D6の回復
<引っ越しエンド>だった!
名状し難い契約が使える。詳しくはルルブp288を参照してください!


【読まなくてもいい感想】
twitterで「#フォロワさんが考えたタイトルからシナリオをつくる」というタグを入れたツイートに
「XXXXY」というリプライを頂いたのがきっかけで作ったシナリオです。
手紙とかの最後にxxxと書くのって「愛をこめて」とか「キス」みたいな意味だったよな~と思って
xxx(愛を)xy(彼へ)という意味とxxxxy症候群とをかけて作りましたけど、ちょっと強引でしたな!