【はじめに】
このシナリオは探索者2～4人向けにつくられている。
オリジナル要素を含んでいる。
条件により戦闘があることを伝える。
推定プレイ時間（ボイセ）：4～5時間
推奨技能：聞き耳、目星、鍵開け、説得、英語、図書館
推奨職業：古書に関わる職業

【シナリオの概略】
儀式の生贄にされる双子の姉を救ってあげよう！
「処女最高だぜ！」byロリコン

【注意事項】
このシナリオは探索者が巻き込まれるわけでも依頼されるわけでもないので
ある程度好奇心旺盛に行動してもらえないと事件に触れずに終わってしまうかもしれません。
最初にそれを伝えておいた方がいいかも？

【登場人物】
◆潮見　詩帆（14歳）
潮見神社の家系に生まれた双子の姉。
人見知りで無口だが、照れ屋さん。
色白で肩までの黒髪、前髪を左に分けている。
APP15ぐらいの可愛さ。

◆潮見　歌帆（14歳）
潮見神社の家系に生まれた双子の妹。
活発で明るい。
肌は少し焼けており肩までの黒髪、前髪を右に分けている。
APP15ぐらいの可愛さ。

◆潮見 孝司
双子の父親であり、潮見神社の神主。
娘たちのことは愛しているが、信心深く島民を守らなければという責任感も強い。

【導入】
季節は夏。
舞台は、曾洲島（ぞすじま）という島。かなり小さい島で、人口は５０人に満たない。
島民のほとんどが島と本島をつなぐ船にのり仕事や学校へ行っている。
そんな不便な場所にも関わらず、島民は島を愛しており島を出る人はほとんどいない。

探索者たちは、曾洲島に夏の休暇を使って三泊四日の旅行に来た。
海以外には特に何もないところだが海がきれいな穴場スポットという噂だ。

本島から小型船が出ており１時間ほどでその島につく。
その小型船の船頭さんはとても豪快で明るい。

島民はみなとても優しく親切。
＜ぞす島map＞
保存して使ってください。


【潮見姉妹との出会い】
旅行の一日目。
探索者たちが、海で泳いでいると探索者の１人が（この探索者は＜幸運＞で決めたり適当に）足がつって溺れてしまう。
強制イベなので＜水泳＞ロールを持ってたとしても自動失敗させてください。
探索者がもがけばもがくほど、海の中へと沈んでいってしまいもうだめかと思ったその時、一人の少女が助けてくれる。
彼女はとても泳ぎが上手で、探索者を助けると浜辺まで運んでくれる。

落ち着いた後、遠くの方から「歌帆ー！」と名を呼ぶ声が聞こえてその少女と同じ顔をした少女が走ってくる。
後から来た少女は、探索者が溺れたことを聞くととても心配して身体の様子を見てくれる。
すると探索者の足に切り傷を発見し（溺れて無我夢中に暴れた時に切ってしまっていた模様）バンドエイドを貼って
にっこりと照れくさそうに笑う。
＜駆け落ちエンド＞にいくためには、ここで詩帆を褒めることが必須。（容姿でも中身でも可）
詩帆は褒められると顔を赤らめる。

２人は、自分たちは島にある潮見神社の娘で双子だと言う。
そして、こうして出会えたのも何かの縁だといって夕食に誘ってくれる。

そのあたりで、また後ろの方から中年の女性が走ってきて詩帆を見つけると
「詩帆様、１人で走っていかれては困ります。詩帆様の身体になにかありましたら私…」
というと詩帆が
「わかってる。ごめんなさい。」
などといって帰るように促され、３人は帰っていく。

【潮見神社】
潮見神社は、小さな神社である。
表に境内があり、裏手にまわると潮見姉妹が暮らしている建物がある。
境内を調べると、曾洲御無藻具（ぞすおむもぐ）という神を奉っていることが分かる。
ほかに、境内にはトカゲのような頭から太い触手が何本も生え首のつけねにはヒトデのようなものがついた像がある。
その像からは異様な雰囲気が漂っていて、とても気味が悪く見ただけで気分が悪くなる。

SANチェック
0/1

そこまで分かると、裏から神主らしい人物が現れ
「娘たちから話は聞いている。
ぜひ、夕食を食べていってください。」
と優しくもてなしてくれる。

裏手から、潮見家に入ると姉妹も探索者をもてなし、居間へと案内する。
昼間見かけた中年女性もいる。彼女はお手伝いさんのようだ。

夕食中は質問タイムだよ～！


Ｑ.ママンは？
Ａ.１０年前に病気で亡くなった。

Ｑ.曾洲御無藻具とは？
Ａ.この島の人たちが信仰している宗教「曾洲（ぞす）教」の神様。通称「ぞす様」。

Ｑ.曾洲（ぞす）教はどんな宗教？
Ａ.気になるなら本殿にぞす教について書かれた資料があるよ。

Ｑ.誌帆は身体が弱いのか？
Ａ.弱くない。

Ｑ.なぜ、誌帆の身体を案じるような発言をしたのか？
Ａ.せっかくのお客様に話すようなことではないので…といって口ごもる

Ｑ.何歳？
Ａ.３日後に15歳になる予定とさみしそうに言う。

最後の情報は重要なので、聞かれなくても探索者に伝えるようにしてください。
また、食事の間に明日よければ歌帆と２人で島を案内すると誌帆が探索者に提案してきます。
探索者が了承すると、歌帆が「誌帆は私がしっかり見るから」といって父親やお手伝いさんにお願いする。

食事の後はみんなでゲームをしたり、遊んだりして時間が流れます。

もうそろそろお開きにしようかというとき、誌帆がせっかくだから泊まっていってとねだります。
歌帆や父親は我儘を言って困らせるなというが、誌帆はとってもさみしそうです。

泊まる場合は【潮見家宿泊】へ
泊まらない場合は【２日目：島の案内】へ


【潮見家宿泊】
夜中、探索者はのどが渇いて目が覚めます。
何か飲もうと台所までいく途中の廊下で＜聞き耳＞成功すると、誌帆の部屋からしくしくと泣き声が聞こえます。
もし声をかけるならとシーンとしずまりかえる。
それでも無理やり入ると誌帆が泣きはらした目で「なんでもない」と答える。
詳しく話を聞くためには＜説得＞か＜言いくるめ＞が必要。

「昔から伝わる島の掟で双子の女児は、15歳になるまでに
ぞす様の生け贄にならなければ島に災いが起きるとされている。
本当は生け贄になる年齢は早ければ早いほどいい。
ギリギリになればなるほど、儀式に失敗したとき恐ろしいことが起きる。
私はギリギリまで生きてしまった。
島のために絶対に儀式を成功させなければならない。」

Ｑ.儀式はどういう風にやるの？
Ａ.この神社で、島の幹部の人たちが集まって呪文を唱える。
私は用意された御神酒に死に至る薬を入れたものを飲む。
その後、ぞす様が封印されている場所へ運ばれる。

Ｑ.封印されている場所とは？
Ａ.船で10分ほど移動したところにしめ縄がほどこされた神石というものがある。
その岩に、遺体をのせた手漕ぎボートをロープで結びつける。
すると、次の朝には遺体は消えている。

Ｑ.怖くないの？
Ａ.とても怖い。死にたくない。
でも、島に災いが起きるのはもっと怖い。
＜駆け落ちエンド＞にいくためには詩帆に話を聞き
この本音を聞くことが必須。

Ｑ.儀式が失敗することはあるの？
Ａ.生け贄は生娘でなくてはならない。
15歳以上だと失敗する。

もし、この情報をとり逃してしまった探索者用に下記ルート。
台所までいくと、居間へ続く扉が少し開いています。
＜聞き耳＞成功で歌帆と父親が話しているのが聞こえます。

歌帆「誌帆が可哀相だよ…あと２日しか生きられないなんて。」
父親「私だってつらい。」
歌帆「でも」
父親「仕方ないだろう。女児の双子の姉はぞす様に
捧げなければ島に不吉がくるという言い伝えがあるのだから。
自分の娘の時だけ、その掟を破るなんて島のみんなが許したとしても
私が許せない。」
歌帆「お父さんは詩帆のことを愛してないんだ！
だからそんなことがいえるんだよ！」
父親「そんな訳ないだろう！」
とドンと机をたたくような音がしたあと２人がすすり泣く声が聞こえます。

部屋に入って詳しく聞く場合＜説得＞の５分の１の成功で教えてくれる。
質問条項は上記と一緒。

【２日目：島の案内】
朝、神社の中から双子の姉妹と一人の医者がでてきます。
医者は、詩帆を診察していたようで
「特に問題はないね。
明日は本島の方で仕事があるから来れないけど、
何かあったら携帯の方に連絡していいからね。」
といってにっこり笑います。

この医者と会話し＜心理学＞に成功すると、笑顔がうさんくさいと思います。

詩帆か歌帆に医者のことを訪ねると
「この島のお医者様だよ。
詩帆のことを診察してくれている。」
と教えてくれます。
診察といっても、健康状態と処女であるかどうかの診察です。
処女かどうかの診察の件は２人は教えてくれませんが、
＜言いくるめ＞や＜説得＞に成功すると教えてくれます。

そのあと双子の姉妹は探索者たちに島のあちこちを案内してくれます。
また探索者が希望した場所も案内してくれるでしょう。
一通り案内すると夜の１９時になります。
双子の姉妹は、夜ごはんの時間だからといって帰ります。
しかし、誘えば一緒に夕飯を食べることも可能です。

＜駆け落ちエンド＞にいくためには２日目の夜に一緒に
ご飯を食べることが必須になります。

また、詩帆に向かってぞす様をばかにしたり否定したりするような発言をすると
＜駆け落ちエンド＞にはいけなくなります。


☆潮見神社の案内
探索者が希望すれば潮見神社の中も案内してくれます。
本殿に大きなぞすおむもぐの像と、資料のようなものがあります。
＜図書館＞ロールに成功すれば
・双子の生け贄について
・曾洲御無藻具様について
という資料が見つかります。

・双子の生け贄について
生け贄についての資料。とても古い。
「双子の女児は不吉とされている。
よしんば、生を得た際には、曾洲御無藻具様の生け贄として捧げねばならぬ。
そうしなかった場合は島に災ゐ、起きる。
また、壱拾伍歳になるまでに生け贄として捧げなかった場合や生娘でなかった場合は
さらに恐ろしきことが起きるであろう。」

この資料に＜目星＞を成功した場合、もしくは古書に関わる職業のものなら
「女児」と「また、壱拾伍歳になるまでに生け贄として捧げなかった場合や生娘でなかった場合は
さらに恐ろしきこと、起きるであろう。」という文章は
後から書き足したものではないかということがわかる。

・曾洲御無藻具様について
「曾洲御無藻具様はこの島の守り神である。
また、世界各地で信仰されている。
普段は海の底の都市で眠り私たちを見守ってくださっている。
ただし、もし曾洲御無藻具様をお怒りにふれてしまった場合
像を通して曾洲御無藻具様は現れ無礼な振る舞いを行った人間を全て殺してしまうだろう。」

☆図書館
５年ほど前に閉鎖された図書館だと教えてもらえる。
鍵がかかっていて入れない。

☆津田病院
小さな病院。
働いている医者は詩帆のことを見ていた医者で名前は津田　類。
温和で優しそうな人。
代々この島で医者をしている。
とても裕福だということを教えてもらえる。
儀式で使う薬もここで用意している。
津田と話しているときに＜心理学＞を使うと
津田の優しさは演技だということがわかる。

☆船着き場
島と本島を繋ぐエンジンのついた小型船舶が１つと
手こぎボートが２つあり、船頭さんもいる。
名前は田嶋　威。
船舶免許を持っているのは彼だけで、とても明るい豪快な男性。
探索者たちは導入で会っていてもよい。
彼は、島の人間ほぼみんなと仲がいいので島の人間についての情報を教えてくれる。
津田について聞くと
「なんだか、うさんくさい野郎だ。本州でも仕事があるらしく、ちょくちょく本州にいく。 本州で何の仕事しているか聞いてもはぐらかす」
ということを教えてもえらます。
また、探索者と双子の姉妹を神石へと案内してくれる。
儀式の際、生け贄を神石へ運ぶのは彼だということも教えてもらえる。

☆神石
海から少し岩がでており、そこにしめ縄がされている。
島民はここに来ると必ず手を合わせる。
＜神石イメージ画＞
保存して使ってください。


☆村長
目がぎょろりとした老人。
ぞす様のことを崇拝している。頑固もの。

---ポイント---------
この村長は、ミスリード要因です。
難易度をあげたい時にだしてください。
ぞす教を持ち込んだインスマス出身の深きものの末裔ですが、
今では血がかなり薄れて凶暴性がなくなり、ただただぞす様を崇拝してるだけの老人です。

また、ぞす像は村の各地に小さいものが置かれています。
守り神的な！

【２日目の夜～３日目】
３日目の２０時から儀式が行われる。
それまで探索者は自由に行動できる。
双子の姉妹は頼めば同行してくれるが１８時には
儀式の準備のため家に帰らなければならないと言う。
＜駆け落ちエンド＞はこの日も一緒に同行することが必須。

【図書館に忍び込む】
図書館には、鍵がついてあります。
忍び込むには＜鍵あけ＞か＜機械修理＞が必要です。
窓を割って忍び込む場合には、周りにいる人をどうにかしなければなりません。

＜図書館＞ロールで調べられる情報は下記

・曾洲御無藻具様（曾洲御無藻具教について）
「世界各地で信仰されている神。
ただし、その神の信者の数はかなり少ない。
そのため、その宗教についての情報は限られている。
元々はインスマスという土地から発祥されたとされている。
１９世紀頃にその神について描かれた出所不明の「木版画」が
発見されており気味の悪いものだった。現在オードヘデン美術館で保管されている。」

・双子が不吉だということについて
「かつて、日本では双子は忌み嫌われていた。
双子が生まれた際には片割れは殺したり里子にだしていた。
双子が忌み嫌われていた理由としては、はっきりしたことはわからないが
世継ぎ問題や、人は１度の出産では１人しか生まないということが常識とされ
「畜生腹」と言われていたことだと言える。
また、現代においてそのような迷信はなくなっている。」
ちなみに女児限定というような表記はない。

・女性の字で書かれた手記
「私は、ここから離れた町、十二死町の神社の跡継ぎである。
幼い頃から怪異に巻き込まれることが多く、多少なりとも怪異に対する知識はあるつもりだ。
その知識を生かし、日本各地を旅しながら怪異に巻き込まれた人たちの手助けをしている。
この島には、ゾス＝オムモグという神を信仰しているということを聞き不安を感じて参じた。
というのもゾス＝オムモグは邪神である。
もし、本当にその神がいるのだとしたら島はとても危険だ。
しかし、その不安は杞憂に終わった。
何と説明すれば分からないがこの島にゾス＝オムモグはいない。
邪の”気配”を感じないのだ。
だが、この島には厄介な問題も残っていた。
なんと、島に女児が生まれた場合片割れを生け贄に捧げているらしい。
捧げなかった場合、島に災いが起きると島民は妄信しているのだ。
ゾス＝オムモグはこの島にいないのだから、災いなど起きるはずはないのだ。
しかし、何度説得しても彼らは私の言葉を受け入れることはなかった。
彼らにとって私は狂言を吐くよそ者だろう。
私自身ゾス＝オムモグがいないと、はっきり言える根拠はないのだ。
せめて、この手記をこの図書館に残しておく。
島民の目に止まりこの手記の内容を信じてくれることを願う。

2009年10月3日」

【病院に忍び込む】
病院には誰もいませんが、もちろん鍵がかかっています。
病院の診察室に忍び込むことができれば
１冊の怪しげな本が見つかります。
タイトルには「NAMELESS CULTS」と書かれています。
日本語訳で「無名祭祀書」という意味だということが分かります。
中身は英語で書かれています。

＜無名祭祀書＞基本ルルブp107
８つ折版の嫌な感じのする本。１ページだけページの一部が少し破られている。
理解するのに平均４８週間必要。
もし理解してしまうと1D8/2D8のSAN喪失。
ただし、この翻訳はでたらめで＜復活＞以外の呪文は使えない。

少し破られている部分があるページだけ読むなら＜復活＞の呪文について知れる。
SANチェック
1D3/1D6

＜復活＞の呪文についての説明　ルルブp279
この呪文は、死体を本質的な塩と化合物に分解してしまう。
青っぽい灰色の粉になる。
あるいは、その過程を逆方向に働かせて、死んだ人間の体や魂まで形づくることができる。
完全な死体が必要である。

使用者も使用された者も恐怖にさらされるだろう。

肝心な呪文の部分は破られていて分からない。

また、電話番号のようなものもでてくる。
電話番号は、夕方～夜中までしかつながらない。
もし、かけたとしても相手からは名乗ってくれない。
ＲＰで相手にどのような場所か言うように誘導すると
少女買春斡旋所だということが分かる。


【儀式を失敗させる】
ここからルート分岐になります。

☆詩帆を連れて島を脱出する
詩帆にこの島を出ようと提案すると詩帆はとても嫌がります。
儀式が失敗しても、災いは起こらないとどれだけ説得しても証拠はない、
といって＜説得＞も自動失敗します。
それでも、強制的に（気絶させる、無理矢理等。STR自動成功。）させて島民に気づかれないように
脱出することは可能ですが１８時をすぎると島民たちは詩帆を探し出します。
詩帆は意識があれば、「助けて」と叫びます。
また船頭さんに見つかると小型船を出してくれません。
なんとか目を盗んで小型船（これは技能が必要）か手漕ぎボートを盗み島から脱出する。
手漕ぎボートだと３時間ほどかかる。少し難易度をあげたければ途中で見つかってもいい。
無事本島につけた場合は＜詩帆発狂エンド＞へ。

☆詩帆と駆け落ちという形で島を脱出する
まず、＜駆け落ちエンド＞のフラグを全て回収していることが条件です。
さらにこの島から脱出しようと持ちかける時にプロポーズをすることが必須です。
上記のいずれか一つでもかけると、詩帆は拒否し無理矢理脱出した場合と同じエンディングになります。
条件を全て満たしていた場合は、詩帆はとても悩みますが探索者たちについていくことを決めます。
船頭さんは、始め引き止めますが＜説得＞成功で
「俺たちは一人の少女に負担をずっと負わせていた。
詩帆ちゃんだって幸せになる権利はある。逃げるのを手伝う。」
と言って島から脱出させてもらえます。
＜駆け落ちエンド＞へ

☆詩帆をレイプする
生娘の条件を満たしていないと儀式は失敗するという情報から詩帆をレイプする。
詩帆は暴れるが（STR自動成功）レイプすることは可能。
詩帆は泣き叫ぶ。
行為後、島民に見つかり太ももに垂れる血を確認されると
儀式は失敗に終わったと言って探索者たちに戦闘をしかける。
１０人ほどいるので、適当にステータスを振って戦闘させてもいいが
自動的に探索者たちを殺してもいいかも。
＜レイプエンド＞へ

☆黒幕を見つける
儀式の際、詩帆は白装束に着替え薄化粧をしている。
本殿にて島民が１０人ほど集まり気味の悪いトカゲのようなお面のようなものをつけている。
１０人全員呪文のようなものを口を揃えて唱えており、一通り唱え終わると
詩帆はそっと御神酒をとり一気に飲み干す。
数秒後、詩帆はばたりと倒れる。
それを見た歌帆は泣き崩れる。

このシーンですが探索者は詩帆を見殺しにすることを嫌がるかと思います。
その場合、探索者が詩帆に毒を飲まず死んだふりだけしろ、と指示し＜説得＞に成功すれば詩帆は言う通りにします。

詩帆が死んだ場合、SANチェック
0/1D4

その後、詩帆は手漕ぎボートを積んだ小型船舶で運ばれる。
探索者たちは余った手漕ぎボートで後をこっそりつけることが可能。
詩帆がのせられた手漕ぎボートは神石にロープでくくりつけられる。
島民はその作業を終わると、島へとかえっていく。
探索者たちが１時間ほど、そこで監視していると本島の方から小型船が現れる。
船からは医者の津田が現れる。
津田は詩帆の体を抱え、小型船に乗り入れる。
それを阻止し船に乗り込み戦闘開始だよー！

------------------------------
津田　類
STR12 CON10 SIZ13
POW15 DEX12 MP15
耐久力　12
戦闘技能全て初期値
回避　50%
装甲なし
呪文　復活
------------------------------

物理攻撃はしてこないが、復活の呪文を唱える。
呪文には２ラウンド必要。
２ラウンド後に、探索者とMP対抗ロールを行い
探索者が負けた場合は青みがかった灰色の粉にされる。

もし、戦闘後に粉に変えられた探索者を救い出したい場合は
津田を殺さずどのような「呪文」か教えてもらわなければならない。
殺してしまっていた場合は、探索者が呪文を覚えられたかどうかのロールを行う。
もしくは、ポケットの中から魔術書の切れ端がでてきてもいい。

また、真相についても津田を生かしたまま捉え
島民の前で自分の言葉で説明させなければならない。

＜真相エンド＞へ

【エンディング】
＜詩帆発狂エンド＞
詩帆は自分が儀式を行えずに島を連れ出されたという事実に耐えきれず発狂する。
目の焦点は合わず、「裏切った。島に災いが訪れる。全て私のせいだ。」という言葉を
ずっと呟いており、何を話しかけても返事をしない。
医者に見せると、精神状態はかなり悪く回復の兆しは見込めないと言われる。
そして、探索者が目を離したすきに、病院の屋上から飛びおりてしまう。

SANチェック
1/1D4

しかし、島のことを調べると島には災いはおきておらず村から双子の儀式が消えたことを知る。

＜駆け落ちエンド＞
詩帆は罪悪感を抱え、数日間は泣きながら暮らす。
しかし、数ヶ月後島のことを探索者が調べると災いは起きていないことを知る。
ほっとする詩帆。しかし、会わす顔がないと言って島に帰ることは拒否する。
探索者が島の人間に謝罪などの手紙を送ると、歌帆と父親から
「私たちが間違っていた。
詩帆ひとりにつらい思いをさせていた。
許してほしいのは私たちの方だ。
島の人間はだれも起こっていない。
どうか、私たちのことを許す気になるならまた島に顔をみせにきてくれないか？」
と書かれた内容の手紙が送られてくる。
詩帆はその手紙を読んで嬉し涙を流す。

＜レイプエンド＞
探索者は死んだか逃げたかによってエンディングかわるかもなので御任せします。
レイプにより儀式は行われず、詩帆生き延びた。
島の人間は災いが起きることにおびえたが数ヶ月たっても何も起きない。
やっと自分たちが間違っていたことに気づく。
ただし、詩帆はレイプのショックから言葉を失ってしまう。
探索者の死により島には忌まわしい習慣はなくなった。
歌帆と詩帆はいつまでも仲のよい姉妹として暮らした。

＜真相エンド＞
津田を生け捕りにし、島民の前で真相を話すように言う。
下記真相

「元々、この島には双子が生まれることが不吉とされていた。
儀式自体は昔からあったが女児限定ではなかった。もちろん迷信だった。
それを津田家が利用し、本殿にある古書を書き換え、島に嘘の言い伝えを流し
復活の呪文を使い女児だけを手に入れて少女売春斡旋所に売っていた。少女はかなり高く売れた。
最近は少女斡旋所の仕事は津田家も手伝うようになっていた。
少女を売るのは津田の曾祖父の代から続けていた。

無名祭祀書については、曾祖父が魚人のような人間から貰ったらしい。
呪文はほとんどでたらめだったが、復活の呪文だけ使えた。」

真相を島民が聞くと、信じられないと言った様子だが
詩帆を＜復活＞の呪文で目の前で復活させると信じる。
生き返った詩帆はかなり怯えた様子だが、＜精神分析＞などすると落ち着く。

探索者たちは、島民や双子や父親にとても感謝される。
津田は警察に突き出される。

ハッピーエンド！

後味悪い感じにしたければ下記を付け足す。

数日後のニュースで、津田の押収品から
少女売春斡旋所についての証拠品や名簿が見つかり
顧客情報には有名人や政治家の名前が書かれていた。
しかし、さらに数日後その報道はぴたりとなくなった。
有名人や政治家は誰も逮捕されていない。


【真相やまとめ】
悪い医者が元々あった双子は不吉という迷信を利用して、
間違った噂を流し島民全員を騙して少女を売春所に人身売買していた～！
幼い＆処女だと高値で売れる！
ゾス＝オムモグは実は島にはいなかった！
ぞす教は別に害のないただの宗教だった！
ゾス＝オムモグはデータとか必要ないけど、もし気になるならマレウスp186参照。

【クリアご褒美】
儀式を失敗させた
SAN値1D3の回復
＜駆け落ちエンド＞にいった
SAN値1D6の回復
＜真相エンド＞にいった
SAN値1D6の回復

【読まなくてもいい感想】
はじめは、レイプエンドを正規ルートにしようとしたキチのガイです。
どうでもいい情報ですが今回でてきた手記を残した女性は「首切り様」で行方不明になっている神社の娘です。寺生まれのＴさんポジです。